[目次]
1. 誰が淹れても同じ味を再現できる
2. 品評会での抽出方法に近い
3. コーヒーの成分を余すところなく抽出できる
1. 誰が淹れても同じ味を再現できる
フレンチプレスでコーヒーを淹れる際にポイントとなるのは、下記の4点(6点)です。
①品質・鮮度の良いコーヒー豆(焙煎して数日のスペシャルティコーヒー等)
②コーヒー豆(粉)の量
③さんお湯の量
④待ち時間
他にも下記の2点も意識すると更に美味しいスペシャルティコーヒーを淹れられます。
⑤注ぐお湯の温度
⑥粉の粗さ
詳しい淹れ方については、こちらの記事に詳しく書いてあるのでご覧ください。
品質・量・時間を守れば誰でも同じ味を再現できます。
コーヒー抽出器具で主流なペーパードリップは、お湯の注ぎ方等により味に変化が生まれるのでお店で飲んだ時と自分で入れた時の違いに驚く方も結構います。(あれ?お店で飲んだ時もっと美味しかったのに…と)
これは、同じコーヒー豆を使っていても器具やお湯の注ぐスピードで変わって来るため再現が難しいです。
その点、フレンチプレスはお店の淹れ方(量・時間)を聞いいて真似すればお店の美味しい味を再現しやすいです。
2. 品評会での抽出方法に近い
各国で毎年スペシャルティコーヒーの品評会が開かれております。そこで一つひとつのコーヒーがスペシャルティコーヒーの水準に達しているのか、そして、その中でもトップランクのものはどの農園・銘柄かをチェックしていきます。
その際に用いられる方法が「カッピング」という方法です。カッピングは、8.5gの粉を160ccのグラスに入れお湯を注ぎ4分待ってスプーンを用いて味をチェックしていきます。
この淹れ方を「浸漬法」と呼びフレンチプレスと同様の方法となります。
その為、品評会で評価されたスペシャルティコーヒーの味を手軽に再現できるので美味しく淹れられるワケです。
3. コーヒーの成分を余すところなく抽出できる
コーヒーには、「コーヒー油」と呼ばれる油分が含まれております。
この油分には香りに関係する香味成分が含まれているものもあると言われております。ただし、コーヒーの香味成分はあまりにも多い為、現代科学をもってしても未だ解明できていない事が多くあります。
焙煎士やバリスタによっては、このコーヒー油がコーヒーをまろやかにすると説明する人もいます。
ペーパーフィルターを使った抽出方法ではこのコーヒー油をほとんど濾し取ってしまう為、コーヒーにはほとんど残りません。
しかし、フレンチプレスはメッシュのフィルターの為、隙間からコーヒーの油分も抜ける事でコーヒーに油分も残す事が出来ます。
フレンチプレスで淹れた後にコーヒーカップを覗き込んでみてください。表面にコーヒー油を確認することができます。
フレンチプレスは、品評会で評価されたスペシャルティコーヒーの味を「量」「時間」を守れば誰でも再現し楽しむ事が出来る優れものなのです。
フレンチプレスは紅茶を淹れる際に用いる器具でもあります。
もしかしたら、食器棚の奥に眠っているかもしれない有能なフレンチプレス。
一度確認してみてください。
もし無くても、インターネット通販等で安価に手に入ります。
フレンチプレスで美味しいスペシャルティコーヒーをお楽しみください。