コーヒーとお菓子とタオルのお店 BUTTERFLY effect様の導入事例

東神田にあるカフェ「コーヒーとお菓子とタオルのお店 BUTTERFLY effect」様では、創業期からBUCKLE COFFEEのコーヒーを利用していただき、コーヒー豆の販売からオリジナルブレンドの開発、講習会までサポートさせていただいています。

オープンから現在に至るまでの、大切にしているこだわりや経営の試行錯誤について、運営会社である日東タオル株式会社取締役の鳥山様と、店長兼パティシェの中村様にお話を伺いました。

店舗DATA
  • 店舗名/コーヒーとお菓子とタオルのお店 BUTTERFLY effect
  • ジャンル/カフェ&セレクトショップ(コーヒー、お菓子、タオル)
  • 席数/22席
  • 開業時期/2017年
  • 住所/東京都千代田区東神田1-2-2
  • 最寄/都営浅草線馬喰町駅から徒歩2分、東京メトロ日比谷線小伝馬町駅から徒歩5分
  • SNS/https://www.instagram.com/butterfly_bakurocho
設備DATA

●使用器具

  • エスプレッソマシン(La Marzocco Linea PB 2グループ)
  • グラインダー(MAZZER ROBUR S ELECTRONIC)
  • コーヒーミル(BONMAC BM-250N-BK※BUCKLE COFFEEレンタル)
  • コーヒードリッパー(BONMAC)

●抽出方法
エスプレッソ、ペーパードリップ


カフェを立ち上げた経緯を教えてください。

鳥山様(以下、鳥山):
カフェを立ち上げる以前、この場所はタオルの卸売店舗でした。
かつて問屋街だったこの東神田エリアは、2階で暮らしながら1階で商売をする店舗が多く、私たちもその一つだったんです。それが、2010年代以降からの開発でマンションが増え、街の景色が大きく変わりはじめました。そんなタイミングでタオル屋の自分たちが何をすべきかを考えたとき、人が集まる場所を作りたい、自分たちが生業にしている好きなタオルを手にとっていただきたいと思いました。そこで内装をカフェとしてリニューアルし、2017年にオープンさせたのがきっかけです。

ただ、私たちにはカフェのノウハウがなかったため、最初から自分たちだけで運営するのは困難でした。BUCKLE COFFEEさんにはカフェ立ち上げから関わっていただき、さまざまな方々にサポートいただきながら店長の中村を中心に運営し、現在に至ります。

お店の様子や中村さんの仕事を教えていただけますか。

中村様(以下、中村):
当店は、常連さんを中心としたお店です。オープンした当初は試行錯誤していたため客層がなかなか安定しませんでしたが、3年目くらいから繰り返し来てくださるお客様が増えてきました。長年やっていると常連さんの好みが分かってくるので、メニューにも少しずつ反映しています。

現在は、仕込みから接客まで一人で対応しているため、月曜から水曜までを仕込みにあて、営業日を木曜から土曜までと切り分けています。ケーキ類は季節によって約6種類、その他焼き菓子を出したり、クリスマスケーキやシュトーレンなどのシーズナルメニューを出したりしています。

中村様がカフェの運営で大切にしていることは何でしょうか。

中村:
素材の味が感じられることです。パティシェとしてフランスで修行していた頃、フランスの菓子は日本と比べて味がしっかりしていると感じました。ただ甘いのではなく、素材の味がしっかり引き立っているんです。このカフェのメニューもそうしたくて、素材の味を大切にしています。またBUCKLE COFFEEさんのコーヒーがとても美味しいので、コーヒーに合うよう味のバランスを調節しています。

こだわりがあるからこそ、苦労したエピソードはありますか。

以前、オリジナルブレンドコーヒーの配合を見直したことがありました。はじめは人気メニューであるチーズケーキに合うよう調整していたのですが、改良するうちにケーキの材料や配合も見直し、BUCKLE COFFEEさんには何度も試飲に協力していただきました。苦労を重ねましたが、完成したオリジナルブレンドはどのケーキの味も邪魔しない仕上がりになりました。さらに偶然ですが、ミルクにも良く合うのでカフェラテとしての人気も高いんです。

カフェの運営で苦戦していた時期もあります。ただ、経営が行き詰まっても店の味は絶対に落としたくなかった。コーヒーもそうです。私自身、BUCKLE COFFEEさんのコーヒーを美味しいと思っているので、経営が厳しくても素材を変えずにスイーツを作り続けました。リーズナブルで美味しいコーヒーは他にもあるかもしれないけれど、この店のスイーツに合うのはBUCKLE COFFEEさんのコーヒーだと思っています。

BUCKLE COFFEEを長年利用していて感じていることがあれば教えてください。

鳥山:
先代の事業を継ぐ立場として、会社のストーリーにご縁があると感じています。先代の頃から街の景色や人が変わっていく中で、ここで何をしていくべきかを考えたとき、同じように先代から事業転換をしているBUCKLE COFFEEさんなら、この移り変わっていくニュアンスを理解していただけると思い、任せることができています。

中村:
サポートが手厚いことですね。グラインダーマシンを貸し出してくれているほか、試飲を持ってきてくれる、講習会を開いてくれるなど、いろいろ助けていただいています。コーヒー豆やカフェ運営に対する知識が豊富で、気になったところは提案してくれたり、相談すると考えやアドバイスをいただけたりするんです。聞いてよかった、といつも思っています。

「素材を大切にし、美味しいものを作り続ける」信念を貫き続けることで、スイーツとコーヒーに自信を持ってカフェを経営されているのが伝わりました。ありがとうございました!

(文・撮影 みつはしさなこ)

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