エチオピアコーヒーは、最も歴史あるコーヒーとして有名です。アラビカコーヒー(高品質なコーヒーの種)発祥の地と言われているエチオピアは東アフリカ内陸に位置する連邦共和制国家です。国土の多くは高地となっており年間の平均気温も13度と非常に涼しい環境です。首都のアディスアベバは標高が2400mもあります。東部には砂漠地帯が広がっていますが北部は川や湖といった水が豊富にある地域となっています。そんなエチオピアとエチオピアコーヒーについてお伝えしていきます。
- エチオピアコーヒーの歴史
- エチオピアコーヒーの生産地域と銘柄
- エチオピアコーヒーの特徴
- エチオピアコーヒーのおすすめ焙煎や飲み方
1,エチオピアコーヒーの歴史
実はコーヒーの木の原産地はエチオピアと考えられています。その後、アラビアに伝えられたとされています。コーヒーの始まりには諸説ありますが、エチオピアの羊飼いカルディが、山羊が赤い実(コーヒーチェリー)を食べるのを発見し、コーヒーの引用が始まったとされています。
2,エチオピアコーヒーの生産地域と銘柄
エチオピアでは主に南部シダモ地方やエチオピア中東部ハラー、カファ地方でコーヒーが生産されています。そして、これらの収穫地の名をもとにシダモ(Sidamo)、ハラー(Harrah)、ディマ、レケンプティなどといった名前で販売されています。
シダモはコーヒーの女王と言われ、フルーティで芳醇な香りを持ち合わせるコーヒー豆として世界的に人気のコーヒーです。
3,エチオピアコーヒーの特徴
エチオピアのコーヒー豆は世界最高の香りを誇るとも言われ、フルーティーで華やかな香りを持ち合わせています。味は上質な酸味を伴いコーヒーはフルーツからできているという事を感じられます。産地はアビシニア高原のエチオピアコーヒーが世界的にも有名でジャスミンのような甘い香りと例えられています。
他国のコーヒーと比べ、苦味やコク、甘みは控えめな印象があります。このように特徴的なコーヒーという事もありブレンドコーヒーの中に少し入れるだけで個性的な味に変化します。ブラジルなどの苦味の強いコーヒーとブレンドされる事も多く特に強い苦味のインドネシア・ジャワ産ロブスタ種とブレンドし「モカジャバ」として流通させているものも多くあります。
4,エチオピアコーヒーのおすすめ焙煎や飲み方
エチオピアコーヒーの焙煎は、ミディアムロースト(中浅煎り)からハイロースト(中煎り)で仕上げる事をおすすめします。エチオピアコーヒー特有の華やかな香りと上質な酸味を最大限に表現できる為です。比較的に苦味・コクが控えめな為、ミルクやシロップを合わせると味が負けてしまう恐れもあるのでストレートで飲むことがいいでしょう。「苦いだけがコーヒーではない」と感じられるフルーティなエチオピアコーヒーをお楽しみください。
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